南信州特産のフルーツと卵を使ったお菓子のお店です。レストランパティシエ歴30年の菓子職人手作りの味。
ホームパティシエ ブログ市田柿のプディング
パティシエ ブログ
市田柿のプディング
2013年03月25日

 

健康食品としても評価の高い地元素材「市田柿」を、

国産小麦粉と天然酵母で作った自家製フランスパンを使い

プディングにしてみました。

プディングと言っても、パンをプリンで固めた

パンプディングとはちょっと違います。

 

元になっているのは、 イギリスで作られていた伝統的なお菓子、

クリスマスプディングです。

 

クリスマスプディングの基本的な作り方は

生のパン粉に卵とケンネ脂、砂糖・小麦粉・スパイス、

ブランデーなどに漬け込んだドライフルーツを混ぜて蒸し、

蒸しあがったらしばらく熟成させるというものです。

このレシピを美味しくアレンジしてみました。

 

 

フルーツは市田柿を使います。

食感が良いように固めの柿を使いました。

シロップで煮てからブランデーを加えて漬けこみます。

 

 

シロップに使う砂糖は風味が良く柿に合うので洗双糖を使いました。

 

 

ここでブランデーを加えて漬けこみます。

 

 

パンは自家製のフランスパンを使いました。

材料は北海道産の小麦粉と天然酵母、塩です。

フードプロセッサで細かくします。

 

 

こちらはフランスパンに使っている材料です。 とてもシンプルな生地です。

使っている小麦粉は北海道産の小麦粉です。

ハードブレッド用の粉です。

 

 

酵母はホシノ天然酵母、

生地をゆっくり発酵させるのでうまみが出ます。

 

 

塩は沖縄の海塩「ぬちまーす」を使いました。

海水から水分だけを抜いた、ミネラルたっぷりの塩です。

 

 

細かくしたフランスパンとバター・卵・小麦粉・砂糖、

はちみつ・シナモンと漬けこんだ市田柿を合わせます。

生地ができたら、型に入れて蒸し焼きにします。

熟成させなくてもすぐに食べられるように

ケンネ脂の代わりにバターを使い、

市田柿も漬けこんだものを使っています。

常温に戻して召し上がっていただければ

風味も良く 美味しく召し上がっていただけます。