南信州特産のフルーツと卵を使ったお菓子のお店です。レストランパティシエ歴30年の菓子職人手作りの味。
ホームパティシエ ブログ
パティシエ ブログ
パティシエ ブログ:40
2014年02月06日

ボンボンショコラ2014

今年もバレンタインの季節になりました。

 

 

期間限定のチョコレート。

今回は天龍村の「ゆず胡椒」を使ったチョコが仲間入りしました。

色々な料理に使えるゆず胡椒ですが、チョコレートとの相性もなかなか良いです。

ゆず胡椒のチョコレートです。

初めに柚子の風味がして、その後にチョコレートの甘さを感じます。

口の中で溶けてから唐辛子の辛さが来ます。

なかなか面白いのができました。

 

ガナッシュを作るときに、生クリームにゆず胡椒を加えて温めます。

濾してからチョコレートと合わせるので、ツブツブ感はありません。

チョコレートは、カカオ分61%のスイートとミルクチョコを合わせてみました。

 

 

6種類のチョコレートのご紹介です。

グランマニエ(オレンジのリキュール)風味のガナッシュにココアをまぶしました。

 

ラム酒のガナッシュです。

カオカ社のトロアコンチネンツ61%を使っています

 

天龍村の「ゆず胡椒」を使いました。

トロアコンチネンツ61%とミルクチョコを合わせてあります。

 

沖縄の海塩、ぬちまーす(命の塩)を使いました。

柔らかな塩の風味がします。

 

今年から仲間入りした抹茶入りのガナッシュです。

カオカ社のホワイトチョコレートを使っています。

 

人気の紅茶のチョコレートです。

アールグレイの風味がカオカ社のミルクチョコレートと良く合います。

 

 

2013年10月03日

 

清内路かぼちゃが収穫されてから追熟期間が一か月ほどになります。

ひとつペーストにしてみました。

これは地這いのかぼちゃです。

黄色のところが地面に着いていたところです。

 

かぼちゃは収穫してから追熟させます。

追熟させることででんぷんが糖に変わって甘みが増していきます。

通常は日持ちのする野菜なので、昔はその辺にころがしておいて必要な時に食べていたようです。

清内路でも、8月から9月にかけて収穫して、冬至のころに食べることが多いみたいです。

 

 

 

 

収穫した日に食べてみたらおいしかったと言う話しを聞いていたので、かなり期待していました。

やはりとてもきれいな色でしっかりしています。

 

 

 

 

皮も薄くて煮物にするにはそのまま切って煮れば良い感じです。

ペーストにするときは皮と取りますが、皮が薄いときは剥いてから火を通した方があとの作業が楽です。

 

 

 

 

量が少ない時は電子レンジで加熱するのが良いと思いますが、今回は量が多いので蒸し器で火を通します。

このまま食べても十分美味しいかぼちゃです。

 

 

 

 

裏ごしをしてペーストにします。

追熟期間が一か月くらいなので、ほっくりしたかぼちゃです。

もう少し追熟させるとなめらかな感じになります。

 

 

 

 

とても綺麗なペーストができました。

かぼちゃのプリンやシフォンケーキに使います。

今年は清内路かぼちゃのペーストがたくさん用意できそうなので、ほかのお菓子にも使ってみようと思っています。

 

 

 

2013年08月28日

 

清内路かぼちゃの収穫に行ってきました。

やはり何度見ても素敵な風景です。

出作りの家も見てもらいたいです。

まだこの辺りに畑がたくさんあったころは、

夏の間はこの家で生活をしながら畑仕事をしていました。

 

 

 

今年の夏は暑い日が続きました。

水不足も心配されましたが、それほどの影響はなかったようです。

森林に囲まれた山の中の畑なので保水力があるみたいです。

 

 

 

着果から2カ月ほど経ったかぼちゃを収穫していきます。

 

 

 

それぞれ着果した日にちが記録されているので、

今後のデータ収集のために収穫したかぼちゃにも書いておきます。

 

 

 

ほとんどのかぼちゃが棚を作って栽培されていますが、

地面を這わせたかぼちゃも収穫されました。

以前、家庭用のかぼちゃは、畑の土手を利用して栽培されていました。

2~3本あれば5個くらい収穫できたので、家で食べるには十分でした。

 

 

 

棚をつくって栽培すると、全体に色づいて綺麗なかぼちゃになりますが、

地這いのかぼちゃは地面に着いているところがこんな感じになるので、

見た目がきれいにはなりません。

 

 

 

地這いのかぼちゃはツルの節のところからも根が出ています。

その分、養分をしっかり吸収しておいしいかぼちゃになりそうな気がします。

 

 

 

収穫されたかぼちゃは、着果した日にちと苗の種類ごとに並べて重さと形を記録します。

清内路かぼちゃ本来の形に復元できるように次期に栽培するものを選択します。

 

 

 

さっそくおいしそうなかぼちゃを選んで分けていただきました。

今回気になった地這いのかぼちゃを選びました。

これからしばらく追熟させていきます。

一か月ほど置くとでんぷんが糖に変わって甘みが増していきます。

 

 

 

 

 

2013年05月21日

 

清内路かぼちゃの苗を畑に定植する作業に行ってきました。

 

 

シニア野菜ソムリエのクボジュンさんもご一緒です。

苗のある畑まで軽トラの荷台で移動です。

 

 

 

種まきからポットに移植して、ここまで成長しました。

今日は畑に定植をするお手伝いをすることができました。

 

 

 

畑に到着です。

山の中、緑に囲まれた素晴らしい場所です。

 

 

 

見た目は同じですが、3種類の苗があります。

それぞれ種が違うので、成長して実が成るまで楽しみです。

 

 

 

この時期でも花桃の花が少し咲いていました。

この上も畑です。

 

 

 

畑の隣には「出作り」と言う夏の間に畑仕事をしながら生活する家が残っていました。

夏はここで生活して、冬は集落のある麓の家で生活ができるように

家が2か所にあったようです。

 

 

 

いよいよ定植作業を始めます。

苗の種類ごとにわけてポットを置いていきます。

 

 

 

一つずつ植えていきます。

とても柔らかく良い土です。

 

 

 

植え付けができたら水をあげます。

元気に育ってくれますように!

 

 

 

上の畑にも同じように定植します。

 

 

 

植え付けが終わったところで記念撮影

今日は天気も良く気持ちの良い作業ができました。

色々な話しも聞くことができて楽しかったです。

 

 

 

この後は周りに鹿よけの網を張って終了です。

お疲れさまでした。

 

 

 

 

2013年04月23日

 大鹿村のブルーベリーを使ったマフィンです。

大きめの実がたくさん入っていますので、 とってもジューシーな美味しさです。

 

 

 

材料は北海道産の小麦粉と長野県産の卵を使っています。

砂糖は風味が良いのでブラウンシュガーです。

ひとつまみ入れる塩は沖縄の海塩「ぬちまーす」。

 ミネラル分たっぷりです。

 

 

 

風味を良くするために、バニラビーンズも入れます。

 

 

 

生地に混ぜる時につぶれないように、 冷凍したブルーベリーを使います。

 

 

 

もうひとつ美味しさをプラスするために、

自家製のブルーベリーソースも加えます。

 

 

 

マフィンの生地ができたらブルーベリーの実と ブルーベリーソースを加えます。

 

 

 

ブルーベリーの実がつぶれないようにサックリ合わせます。

 

 

 

生地をデッシャーを使ってマフィンの型に入れていきます。

細かくしたクッキー生地をアクセントにのせます。

 

 

 

ブルーベリーの実が入っているので、 しっかりめに焼きあげます。

 

 

 

ブルーベリーの実がたくさん入った、 ジューシーなマフィンが出来上がりました。

急速冷凍して一つずつ包装します。

 

大鹿村のブルーベリーマフィンのショッピングページはこちらです。

 

2013年03月26日

 秋のりんごの収穫されるころに作り始める

紅玉のアップルパイは

シナモンを使っていないから、

りんごの甘酸っぱさを味わえるパイです。

シロップ漬けにした南信州産の紅玉と、

フレッシュバターを折り込んだパイ生地で作りました。

紅玉の酸味と風味のよいパイ生地がよく合います。

他のりんごと比べて果肉がしっかりしていて、

酸味もあるので、アップルパイには最適です。

 

素材を引き立てるパイの美味しさを決めるのは、

やっぱり生地でしょうか。

 

材料は小麦粉・塩・バターです。

シンプルな生地なので素材の美味しさが生きてます。

塩を沖縄の海塩「ぬちまーす」に変えました。

海水から水分を抜いただけなので、

ミネラル分いっぱいのおいしい塩です。

沖縄の言葉で、「命の塩」という意味です。

 

 

 

小麦粉は北海道産のハードブレッド用の粉を使っています。

フランスパンなどを作るときに使っていますが、

パイ生地にしてもおいしいです。

 

 

 

生地ができたらバターを包んで折っていきます。

バターが多く見えますが、 これでも以前より減らしています。

焼くとググっと膨らみますので、脂っぽさは無くなります。

 

生地を仕込んでから休ませて、

バターを包んで折ってから休ませて、

パイ生地を仕込むには一日かかります。

また一晩休ませてからアップルパイの整形をします。

そしてまた一休みさせていよいよ焼きます。

 

手間ひまかけた、手づくりの美味しさをお楽しみください。

紅玉のアップルパイのショッピングページです。

 

2013年03月25日

 

健康食品としても評価の高い地元素材「市田柿」を、

国産小麦粉と天然酵母で作った自家製フランスパンを使い

プディングにしてみました。

プディングと言っても、パンをプリンで固めた

パンプディングとはちょっと違います。

 

元になっているのは、 イギリスで作られていた伝統的なお菓子、

クリスマスプディングです。

 

クリスマスプディングの基本的な作り方は

生のパン粉に卵とケンネ脂、砂糖・小麦粉・スパイス、

ブランデーなどに漬け込んだドライフルーツを混ぜて蒸し、

蒸しあがったらしばらく熟成させるというものです。

このレシピを美味しくアレンジしてみました。

 

 

フルーツは市田柿を使います。

食感が良いように固めの柿を使いました。

シロップで煮てからブランデーを加えて漬けこみます。

 

 

シロップに使う砂糖は風味が良く柿に合うので洗双糖を使いました。

 

 

ここでブランデーを加えて漬けこみます。

 

 

パンは自家製のフランスパンを使いました。

材料は北海道産の小麦粉と天然酵母、塩です。

フードプロセッサで細かくします。

 

 

こちらはフランスパンに使っている材料です。 とてもシンプルな生地です。

使っている小麦粉は北海道産の小麦粉です。

ハードブレッド用の粉です。

 

 

酵母はホシノ天然酵母、

生地をゆっくり発酵させるのでうまみが出ます。

 

 

塩は沖縄の海塩「ぬちまーす」を使いました。

海水から水分だけを抜いた、ミネラルたっぷりの塩です。

 

 

細かくしたフランスパンとバター・卵・小麦粉・砂糖、

はちみつ・シナモンと漬けこんだ市田柿を合わせます。

生地ができたら、型に入れて蒸し焼きにします。

熟成させなくてもすぐに食べられるように

ケンネ脂の代わりにバターを使い、

市田柿も漬けこんだものを使っています。

常温に戻して召し上がっていただければ

風味も良く 美味しく召し上がっていただけます。

 

 

2013年02月10日

 

トリュフチョコ6個セット

6種類のおいしさをお楽しみください。

 

チョコレートは20度以下の場所での保存をお願いします。

冷蔵庫で保存しておいた場合は室温にもどしてお召し上がりください。

なめらかなチョコの風味をお楽しみいただけます。

 

 

 

天龍村産の柚子果汁を使ったガナッシュをチョコでコーティングして、

粉砂糖をまぶしました。

さわやかな柚子の風味がチョコレートと良く合います。

 

 

 

ガナッシュにラム酒を使いました。

KAOKAトロアコンチネンツ61%でコーティングしました。

大人の味わいです。

 

 

 

ミルクチョコにアールグレーの風味をつけました。

香りのよい紅茶のチョコレートです。

 

 

 

甘い風味のオレンジのリキュールを加えました。

チョコレートで薄くコーティングしてヴァンホーテンココアをまぶしました。

 

 

 

ホワイトガナッシュにオレンジの風味をつけました。

ハートの形にホワイトチョコでコーティングしてあります。

 

 

 

沖縄の海水から作った「ぬちまーす(命の塩)」をガナッシュに加えました。

ミネラル分を含んだ塩の風味が美味しいです。

 

 

2013年02月10日

 

小さな板チョコを森の宝石箱シリーズにしました。

フルーツチョコレートに合わせて、ミルクチョコとホワイトチョコバージョンも作りました。

 

 

KAOKAのミルクチョコレートにナッツをトッピングしました。

ヘーゼルナッツ・マカダミアナッツ・ウォルナッツ・アーモンド・和くるみ・ピスタチオ・松の実・クランベリーが乗ってます。

 

 

 

KAOKAのホワイトチョコレートにドライストロベリーとドライラズベリーをトッピングしました。

フルーツの酸味が良く合います。

 

 

 

ダークチョコ・ホワイト・ミルクの3種類ができました。

 

 

 

こちらは2個入りのセットです。

他にも4個入りと6個入りもご用意できます。

 

2013年01月28日

 

バレンタインに向けてチョコレートの仕込みに入りました。

この時期に使うのはお気に入り、KAOKA社のチョコレートです。

左からホワイト・ダーク・ミルクチョコです。

今年もKAOKA社のチョコレートを使い、生チョコ、トリフなど、色々なバリエーションを作ります。

 

今回は有機JASの認定を受けたダークチョコレートの紹介をしてみます。

オーガニック&フェアトレード カオカ トロアコンチネンツ61% 

カカオ分61%なので、そのまま食べても美味しいチョコレートです。

カカオの風味が感じられるとてもフルーティな味わいです。

 

フルーツチョコレート

温度調節をしてからケースに流し、オーガニックのドライフルーツを乗せます。

使用しているのは、マカデミアナッツ・グリーンレーズン・ドライクランベリー・クコの実・ドライブルーベリーです。

 

 

固まるとケースから外れるようになります。

チョコレートは35g使用していますので食べごたえがあります。

 

 

バレンタインらしくかわいいラッピングにしました。

 

 

こちらは手づくりチョコ用に、200gずつに小分けしました。

ガナッシュやトリフ、温度調節をしてから板チョコなどにお使いいただけます。

 

 

トロアコンチネンツ61%はそのまま食べても美味しいので、150gに小分けしてラッピングしました。

プレゼントにもお使いいただけます。

フルーティなカカオの美味しさをお楽しみください。

 

こちらで紹介したチョコレートはてくてくさんのネットショップでもご購入いただけます。

オーガニック&自然雑貨【てくてくねっと】 オーガニック&フェアトレード バレンタイン

http://www.tekuteku.net/products/list.php?category_id=447

2013年01月20日

長野県の伝統野菜、「清内路かぼちゃ」です。

元は明治期に北海道で生産されていた「デリシャス」というかぼちゃらしいです。

北海道の「デリシャス」は現在は姿を消しているようですが、どういう経路をたどったのか、今では「清内路かぼちゃ」として清内路に根付いています。

 

皮の色は薄緑色だったのですが、いただいてから暖かいところに置いておいたらこんな色になりました。

「清内路かぼちゃ」は日持ちが良く、9月ごろに収穫したものを保存しておいて冬至に美味しくいただきます。

かぼちゃは収穫後に追熟させます。

しばらく置くことででんぷん質が糖に変わり甘みが増していきます。

 

 

切ってみると、皮のところまで鮮やかな色でしっかりしています。

本来の「清内路かぼちゃ」の形は切るとハートのような形をしているようです。

 

 

中の種を取って火を通しやすいように切ります。

今回は電子レンジを使って火を通しました。

ペーストにするので、茹でるよりもレンジの方が丸ごと使えるので便利です。

なめらかで甘みもしっかりあります。

柔らかくなったら裏ごしします。

ペーストにしたら使う分量に小分けして冷凍しておきます。

 

 

清内路かぼちゃを使ったシフォンケーキです。

かぼちゃの色が濃いので綺麗な色がでます。

 

 

しっとり柔らかなシフォンケーキができました。

かぼちゃの味と香りもしっかりあります。

 

 

清内路かぼちゃを使ったプリンです。

 

 

こちらも綺麗な色で、味も最高です。

カラメルソースとの相性も良くおいしいです。

 

2012年10月26日

 

この季節になるとアップルジェリーを作ります。

アップルジェリーは欧米では昔から作られているものみたいです。

保存食と言うか、ジャムなので紅茶に溶かして楽しんでいたようです。

 

用意する材料はりんご(紅玉)と砂糖、あとは煮る水だけです。

透明感があって色もきれいなので、毎年作っているお菓子好きな方も多いです。

 

 

アップルジェリーを作るには、紅玉のような酸味のあるりんごを使います 。

今年もきれいに色づいた紅玉を分けていただきました。

 

 

 

紅玉をよく洗って丸ごと水で煮ます。

切らなくてもそのままで大丈夫です。

4時間くらい煮るので、芯まで柔らかくなります。

 

 

 

種の周りや皮に含まれているペクチンが溶け出すまでしっかり煮ます。

りんごのエキスを丸ごといただく感じですね。

 

 

 

本来なら、袋に入れて一晩つるして濾すんですが、ザルにキッチンペーパーを敷いて濾します。

 

 

 

一晩置くとエキスがしっかり下に落ちています。

残るのは皮とか芯の固いところなど繊維のあるところです。

 

 

 

このエキスを半分くらいまで煮詰めてから、砂糖を加えます。

ジャムが固まるのはりんごに含まれているペクチンがあるからです。

ペクチンと酸・砂糖が合わさってゼリー状に固まります。

このくらいになったら出来上がりです。

 

 

 

ビンに詰めてからオーブンで加熱殺菌します。

糖度も高いので1年くらいは持ちます。

 

 

 

今年はパック入りのジャムも作ってみました。

袋に入れてみたら、思っていたよりもかわいくなりました。

 

 

2012年10月05日

 

お菓子にするには少し酸味があってしっかりしたりんごの方が合うので、タルトタタンには紅玉を使います。

でも、今回は生で食べておいしい「サンつがる」と言うりんごを使ってみました。

甘みがあってジューシーなりんごです。

試しに作ってみたら、とてもクリーミーなタルトタタンになりました。ほんのり酸味もあってけっこうタルトにも合います。

 

「サンつがる」と言うりんごは袋をかぶせて栽培する「つがる」を袋をかぶせないで栽培したりんごです。

従来のつがるよりも甘みが乗っておいしいりんごです。

 

 

皮をむいて、芯を抜きます。昨年まではひとつづつ切っていましたが、アップルカッターを使うようになってから作業がもっと楽しくなりました。

 

 

焼き型にバターを塗って砂糖をふります。

今回はてんさい含密糖を使ってみました。

 

 

ここにりんごをてんこ盛りにします。

このくらいのせると、焼くと濃縮されてちょうど良くなります。

 

 

途中で休ませながらオーブンで4時間くらい焼きます。

 

 

少しずつ形を整えながら、最終的にこのくらいまで焼きます。

りんごの味が濃縮されてます。

 

 

本来のタルトタタンのイメージと違いますが、洋菓子店のタルトタタンらしく、別に焼いたタルトの上に乗せました。

上にはつや出しのナパージュが塗ってあります。

 

 

レストランのデザートのタルトタタンもいいですが、こんなお菓子もいかがでしょうか。

下のタルトとも相性が良いです。

 

2012年09月30日

 

和梨のタルトを作りました。

梨を使ったタルトと言えば、洋梨を使うのが普通です。

一般的な洋菓子店では、すでにシロップ漬けにされた洋梨を使っていますが、味・香りともに生の洋梨にはかないません。

 

信州伊那谷でも色々な洋梨が採れます。

ノエル洋菓子店でも、ラ・フランスやル・レクチェなどの洋梨を使ってタルトを作ってみました。

味も香りもとても良いですが、実が柔らかくて食感が無くなります。

 

そこで、和梨を使ったタルトはどうかと思い前回はロゼワイン煮にしました。

ダメではないんですが、普通な感じがして、無理して色を着けなくてもよいと思いました。

 

今回は白ワインを使って洋梨のタルト風にしてみました。

今回も小さめの梨(なつしずく)を使ってみました。

梨も低温で保存するとけっこう持ちます。しばらくは楽しめそうですね。

 

 

今回も輪切りにして花形に芯を抜いてみました。

タルトに焼きあげた時もこの形がでたら面白いと思います。

 

 

白ワインは長野県塩尻のワインを使いました。

この近くにもワイナリーがあるので、そちらのワインも試してみたいと思っています。

 

 

前回は大きなサイズのタルトにしましたが、今回は小さな型を用意したので、かわいく作ってみました。

 

 

焼きあがりは花の形が出て良い感じになりました。

 

 

つや出しのナパージュをかけてできあがりです。

 

 

大きさもこのくらいがかわいくて良いかもしれません。

和梨なので、コンポートにして焼いても梨らしい食感が残っています。タルトとの相性も良いと思います。

 

2012年09月25日

 

原りんご園さんからいただいた。「なつしずく」という名前の梨をタルトにしてみました。

 

なつしずくは、夏の時期にとれる梨で、一番早い時期に収穫できます。

来年は桃のすぐあとに作ろうかと思っています。

梨も色々あって、豊水・幸水・二十世紀などあります。

今年は「なつしずく」という名前が気に入ったので、この梨を使おうと思い、何にすればいいかずっと考えていました。

けっきょくタルトにしようと言うことで、和梨のタルトをつくりました。

 

洋梨のタルトはよく知られていますが、通常はシロップ漬けになった缶詰の洋ナシを使います。

地元でとれるラ・フランスやル・レクチェを追熟させて使うと、香りや味はすばらしいのですが、どうしても柔らかくなってしまい、食感が無くなってしまいます。

そこで、和梨を使ってタルトを作ってみました。

 

そのままコンポートにしてタルトに使ってもいいですが、ワイン煮にしました。

綺麗な色にしてみたかったので、ロゼワインを使って、赤い色をつけるようにラズベリーを入れてみました。

ロゼワインにラズベリーを入れたシロップを作ります。

 

 

このシロップで梨を煮るんですが、今回はちょっと変わった切り方をしてみました。

輪切りです。

あと、花の抜き型で芯を取ってみました。なかなかかわいい形になりました。

 

 

梨が煮えたらシロップに漬けたまま一晩置きます。

なんだか梨じゃないように見えますね。

 

 

翌日はこんな感じになりました。

もっと赤い色になってくれると思っていましたが、普通の赤ワイン煮のようです。

やはりリトマス試験紙みたいなもので、どうしても青っぽくなってしまいますね。

レモンを入れると赤く発色しそうですが、このままでいきます。

 

 

タルト生地をしいてアーモンドクリームを入れた上に梨をならべます。

このくらいのせても、焼くと一体化します。

 

 

焼きあがりました。

梨をこの形に切ってタルトにしたら、ひとつヒラメイたことがあります。

近いうちに形にできればと思っています。

 

艶がけのゼリーを塗ってお化粧するとこんな感じになりました。

これから秋が深くなってくると、焼いたお菓子がおいしい季節になりますね。

 

2012年09月24日

 

いつも仕込みをしてから投稿するまで時間がかかりすぎです。^^;

 

桜桃のコンポートを作りました。
急速冷凍してから真空パックにしたので、しばらくは楽しめそうです。

桜桃と言っても、見た目は桃そのもので、少し赤っぽいかな、くらいな感じです。

 

 

 

果肉もしっかりしていて、そのまま生で食べてもおいしいですし、コンポートにしても綺麗にできます。

 

 

桃のコンポートを作るときはきれいに洗ってから、シロップで丸ごと煮ます。

皮つきなので煮くずれることなく、色もきれいに出ます。

 

 

 

桃が煮えたら、熱いうちに皮をむいて、シロップに戻して一晩置きます。

桜桃の黄色の果肉に赤い色がついてオレンジ色っぽくなります。

 

 

種を抜いてから、急速冷凍して、真空パックしておきます。
しばらく置いておけるので、色々に使えます。

今年は、チーズケーキやシブーストの中に入れてみようかと考えています。

 

 

 

 

 

 

2012年09月10日

桃のジャムを作りました。

その名も、「南信州桃まるごとジャム」

このジャムは作るのに3日かかります。

そんなわけで、この記事も長くなりますのでお付き合いお願いします。

桃のジャムは、今年はじめて作ったので、いいなと思うまで3回仕込みました。

柔らかい桃から固めの桃まで試してみましたが、

固めの桃を使った方が果肉の食感が残って桃らしくなりました。

 

 

固めの桃を選んでよく洗います。

 

 

皮をむいて、角切りにします。

桃の果肉にも色が付いているものを使うと色が残ってきれいなジャムになります。

今年はこのぐらいの色の桃を使いましたが、

赤鳳という桃をつかうともっと赤い色が出そうです。

来年は赤鳳を使ってみようと思っています。

 

 

桃が切れたら、砂糖をまぶして冷蔵庫に一晩置きます。

一日目はここまでです。

 

 

翌日になると水分が出てきます。

桃のおいしさはこの水分の多さだと思います。

 

 

ボールにざるを置いて桃をザーっとあけます。

このまましばらく置いて水分を濾します。

 

 

濾したジュースの方に砂糖とレモンの輪切りを入れて火にかけます。

レモンは皮をむいて輪切りにしたものです。

ジャムが固まるのは、ペクチンと砂糖と酸がそろったときなので、

ここではレモンの酸とペクチンを追加します。

 

 

レモンの酸とペクチンが十分出たところで濾します。

皮をむいてあるのでレモンが入っているようには感じないかもしれません。

 

 

ここで桃の実を入れて煮ます。

ジャムのように固まりそうな感じになったら火から下ろします。

固まりそうな雰囲気にはなりますが、火から下ろした段階ではまだ液体の状態です。

ここで冷ましてから、また一晩置きます。

 

 

いよいよ3日目です。

こんな感じになりました。

どうして一晩置くかというと、桃の果実と周りのジャムの糖度を合わせるためです。

ジャム状に固まりかけているので、どの程度煮詰めるか様子をみます。

 

 

また火にかけて、様子を見ながらもう少しとろみが出るまで煮詰めます。

 

 

あとはビンに詰めます。

お湯を張ったバットに並べてオーブンで加熱殺菌します。

 

 

これで「南信州桃まるごとジャム」の出来上がりです。

 

 

果肉もいっぱい入っておいしそうでしょ!

2012年08月31日

 

ブログをどこで書くかを考えていて、お久しぶりになりました。

ちょっと写真が溜まってきたので、ちょっと覚え書きとして、少し前のケーキから載せてみます。

 

プルーンのタルトを作りました。

ずっと前に、プルーンのタルトを作ったことがあります。

そのときはもっと大きな型にタルト生地を敷き詰めて、プルーンを乗せて焼いただけのものだったように記憶しています。

昔すぎて忘れたので、薄いタルトを作る感じでやってみました。

 

タルト生地に薄くクレームダマンドを伸ばして、種を抜いたプルーンを並べます。

それだけだとさみしい感じがしたので、クッキーの生地をちらしてみました。

 

焼きあがりはこんな感じです。

シンプルな感じの薄いタルトになりました。

プルーンの皮も焼くとそれほど気になりません。

この皮のところがちょっと酸っぱくて美味しいかもです。

 

2012年07月18日
こんなの買ってきました。



チェリーストーナー、サクランボの種抜きです。
こんな感じでサクランボの種が簡単に取れます。



形もそのままなのでケーキに飾ったりそのまま食べるにもいいですね。



いいものを見つけたので、久しぶりにチェリーパイを作ろうと思いました。
種抜きしたサクランボに砂糖をまぶしておきます。



皮がついていますが、少し置いておくと水分がでてきます。



鍋にいれて火にかけるとその水分で十分煮ることができます。
煮えたらそのまま冷ましておくと美味しいシロップ漬けになります。



今回はタルトの上にのせてチェリータルトにしてみました。


おいしそうでしょ!

2012年07月17日
飯田でも早生の桃が出回るようになってきました。

本格的な出荷は7月の末から8月の上旬くらいになりますが、
桃がとれるようになると夏がきたな!って感じがしますね。



桃の最盛期にはまとめてコンポート作りをします。

急速冷凍してから真空パックしておけば保存できるので、
桃のパウンドケーキにも使っています。