南信州特産のフルーツと卵を使ったお菓子のお店です。レストランパティシエ歴30年の菓子職人手作りの味。
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カートは空です。売れ筋
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「手づくり洋菓子店 ノエル」 パティシエの宮澤です。 店は平成17年に開店しました。 夫婦ふたりでやっている店なので、朝から晩まで気がすむまで仕事をしています。
思えば、子どもの頃からとにかくマイペースな子でした。 そんな感じで、小学校から高校まで、いつもギリギリに登校するような生徒でした。
今も毎日飽きずにケーキ作りをしていますが、ずっと続けていけるのは作ることが好きだからと思っています。
私が保育園に通っている頃、両親が食料雑貨品店を始めました。 今でいうコンビニのような店で、魚や肉、野菜、お菓子、文房具など色々な商品を売っていました。 宴会の時の皿盛りなど、父が仕出し料理もしていました。 高校卒業後、店を継ぐには料理ができないといけないだろうという単純な理由で調理師学校へ行きました。
[[ 東京での修行がはじまりました ]] 卒業後、東京都内の三笠会館というレストランに就職しました。 そこはボーイさんを2年間経験しないといけない店でした。 しばらく接客をしているうちにふと思いました。 そのころ、レストランで出しているデザートも面白いなと思っていたので、ベーカリー部門への異動を希望しました。 洋菓子の仕事はザックリ言うと仕込みと仕上げに分かれています。 当時はスタッフみんな若くてやる気いっぱいの職場でした。
ひと通りケーキの作り方を覚えたところで、そろそろ地元へ帰ろうと思いました。 できればフランスやドイツなどで仕事もしてみたいと思いましたが、そこまで考えずに回れるところを見て来ようと計画を立てました。 ユーレイルパスっていうヨーロッパ各地を周れる電車のチケットと時刻表、ユースホステルのガイドブックを用意しました。 初めての飛行機だったので、ホントに飛ぶのかと思ってましたが、無事に離陸しました。 スイスのチューリッヒ空港に近づいたとき、風景も建物も違うので、外国に来たんだと思って感激しました。 そのあとの宿は、ほとんどユースホステルを利用しました。 数日後、スイスのルツェルンに会社の先輩が居たので挨拶に行きました。 別れ際に、良かったらいっしょに働かないかと言ってくれました。 まだ東ドイツの中にあったベルリンやノルウェーのノールカップの近くまで行ったり、 ふたたびスイスに戻ってきて先輩といっしょに働き始めました。
しばらく生活をしているうちに、日本の良さも感じるようになりました。 そうこうしているうちに先輩が一時日本に帰ることになり、自分は少しだけ店に残って仕事をしてから帰る事にしました。 店を出て、帰りはフランスから帰ることにしました。
帰りもハプニングがありました。
実家へ帰って来たときには、まだ両親とも元気だったので地元のスーパーに就職しようかとも考えていました。 洋菓子店に勤めてから間もないころです。 自分は店を継ぐつもりでここまでやってきたので、今さらそういわれても困るなぁ、と思ったのを覚えています。 その後、たくさんの人たちに独立して店を出せばいいじゃないか。と言われました。 銀行の支店長にも相談してみましたが、「お店がやりたければお金を貯めてからやってください。」と言われました。
スタッフと共に研修を終え、挨拶に行った時、「どうですか、売り上げ目標は達成できそうですか?」と聞かれました。 すると、「やってみなければわからない。その通りです。 笑顔で言われたので、うまくいかなくても仕方がないのかな?と一瞬思いました。 この店では、仕事は自分そのもので、自己表現だと言うことを教えてもらいました。
そうこうしているうちに、父が急逝し、母ひとりで実家の商店をやっていくことになりました。 自分が実家の店に入ったとしてもとても生活していける状況ではありません。 そのころはレストランの店長をしていたので、次の店長候補が決まるまでの1年くらいの間に何か良い方法は無いか考えました。
最後に勤めていたレストランでは、ケーキも自店で作っていました。 まだお客様や販路はありませんでしたが、需要はあるだろうという考えだけでフリーの菓子職人になることを決めました。 勤め人を辞め、大丈夫だろうかと思いながら店の片づけと台所の改装をしていました。 そのとき、厨房機器を入れる業者から、「手づくりケーキを出そうとしている店があるんだけど、 その時はまだ店の改装が終わっていませんでした。 その後、業者の紹介や問い合わせがあり、少しずつお客様が増えていきました。
[[ 手づくり洋菓子店 ノエル 開業 ]] 独立して3年ほどしたころ、商工会館で決算の相談をしていた時に信金の課長と知り合いました。 洋菓子店を始めてからしばらくは、ほとんど寝る時間も無いくらいでしたが、 開店から8年近くになりますが、まだまだやってみたいことがたくさんあります。 これからもお客様に喜んでもらえるにはどうすればいいか考えながら、より良い店作りをしていくつもりです。 最近ではひとりで作ることに限界を感じることもあります。
ノエル洋菓子店を開業した翌年、今の奥さんと出会いました。 かなり頑張らないと生活していけるかどうかわからない状態が長く続いていたので、 思ってもみませんでしたが、出会いというのはあるんですね。 奥さんの実家も、何年か前まで個人で事業をしていました。 何より、今まで会った人の中で初めて気楽に話しができる人です。 頼れるのは奥さんしかいないので、これからはふたりで頑張っていきます。
[[ 今後ともノエル洋菓子店をよろしくお願いいたします ]] ケーキは、もちろん美味しくなければいけません。 小さな店ですが、これからも色々な勉強をしながら嬉しいひとときのお手伝いができればと考えています。 今後とも、「手づくり洋菓子店 ノエル」をよろしくお願いいたします。
この頃おもしろいと思ってやっていることはパティシエブログをご覧ください。 facebookページもあります。
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ノエル洋菓子店と育良町いちょう通り商店街の地図ができました。
中央自動車道飯田ICから車で1分、メガテンさんの向かいです。
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