紅玉のアップルパイとパイ生地
秋のりんごの収穫されるころに作り始める
紅玉のアップルパイは
シナモンを使っていないから、
りんごの甘酸っぱさを味わえるパイです。
シロップ漬けにした南信州産の紅玉と、
フレッシュバターを折り込んだパイ生地で作りました。
紅玉の酸味と風味のよいパイ生地がよく合います。
他のりんごと比べて果肉がしっかりしていて、
酸味もあるので、アップルパイには最適です。
素材を引き立てるパイの美味しさを決めるのは、
やっぱり生地でしょうか。
材料は小麦粉・塩・バターです。
シンプルな生地なので素材の美味しさが生きてます。
塩を沖縄の海塩「ぬちまーす」に変えました。
海水から水分を抜いただけなので、
ミネラル分いっぱいのおいしい塩です。
沖縄の言葉で、「命の塩」という意味です。
小麦粉は北海道産のハードブレッド用の粉を使っています。
フランスパンなどを作るときに使っていますが、
パイ生地にしてもおいしいです。
生地ができたらバターを包んで折っていきます。
バターが多く見えますが、 これでも以前より減らしています。
焼くとググっと膨らみますので、脂っぽさは無くなります。
生地を仕込んでから休ませて、
バターを包んで折ってから休ませて、
パイ生地を仕込むには一日かかります。
また一晩休ませてからアップルパイの整形をします。
そしてまた一休みさせていよいよ焼きます。
手間ひまかけた、手づくりの美味しさをお楽しみください。